10/11

知り合いに戯曲を返すため梅田で待ち合わせる。その前に服でも見ようとルクアに入ったけど、人が多すぎて死にそうになった。みんなおしゃれ……。 気力がゼロになったので蔦谷書店に行く。無駄に広い!棚が見にくい!本屋はこんなにおしゃれじゃなくていい!こ…

10/2

阿倍野長屋で一箱古本市に参加してきた。金土とバイトでもう無理かなと思ったけど何とか行けてよかった。しかし当日の朝に値付けを終えたのは初めてだったな。 近くのパン屋で昼ごはんを調達して会場に向かう。長屋には既に他の出店者の姿があった。軽く挨拶…

上半期に観た演劇(配信含む)

『しめんげき』カムカムミニキーナ(配信)役者は四人。身体表現が主役の演劇だなと思った。一本目は「しんとくまる」。いつどろどろのぐちゃぐちゃになるんだろうと思ってたら、あっさり終わって拍子抜け。身毒丸と勘違いしてた。めっちゃ道徳的な話だ。地…

9/25

文フリに出店するためOMCビルみたいなところに行く。ビルの名前を地図アプリに打ち込んでも出てこなくて焦った。OMMビルか……。 何とかたどり着いて設営の準備をする。机の半分って厳密にはどの辺なんだろ……と思いながら布を敷く。 本(今回は一冊)とポスタ…

9/11

そこ文さんに行く。暑すぎて誰も歩いてない。それともいつもこんな感じなのかも。店内に自分の本が置いてあることを確認。一冊も売れてなかったけどまあそういうもんでしょう。 そのあと少し歩いたところにあるカフェでコーヒーとアイスを食べる。生き返った…

8月に読んだ本

『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』黒岩比佐子 この人は行動が思想を表してる気がする。紹介されてるエピソードが一々よくて、好感度が爆上がりしてしまった。でも本当にそうだったかは分からないからね。 それにしてもこの時代の社会主義…

年内のイベント予定(仮)

9/11(日) 『そこの路地入ったとこ文庫』cafe yokoso 「ただの短編小説」で委託参加します。折本で参加したことはあるんですが通常回は初めて。色んな同人誌が集まる雰囲気のいいイベントなのでぜひ行ってみてください!余力があれば当日現地に行きたいなと思…

『東京裁判』の感想

『東京裁判』はパラドックス定数という劇団で何度か上演されてる演劇です(https://pdx-c.com/past_play/imtfe-2009/) 配信はこちら(https://www.xcream.net/item/17558)東京裁判を題材にした作品。パラドックス定数の演劇を観るたびに思うけど、題材にし…

『五人の執事』の感想(あと劇団の人たちについて)

『五人の執事』はパラドックス定数という劇団が2009年に上演した作品です(https://pdx-c.com/past_play/five-butler-2009/) 配信はこちらから(https://www.xcream.net/item/17557)忘れたいことは忘れたままにしておいた方が幸福なのか、それとも現実に目…

7月に読んだ本

『ちいさな桃源郷』池内紀 編 西丸震哉の「カッパ山」と三宅修の「蒼い岩棚」が印象に残った。『古川健 Ⅰ』古川健 劇団チョコレートケーキの戯曲集。大正天皇の人生を描いた「治天ノ君」は、親子・夫婦・天皇制の話が絡みに絡んでめちゃくちゃ面白かった。前…

『インテレクチュアル・マスターベーション』の感想

『インテレクチュアル・マスターベーション』はパラドックス定数という劇団が2009年に上演した演劇作品(https://pdx-c.com/past_play/intellectual-2009/) 配信はこちら(https://www.xcream.net/item/16434)日露戦争後、どんどんきな臭くなっていく時代…

上半期振り返り

1月 えー、文フリに客として行ったな。買いすぎた。創作は何もしてない。あとは懇親会に出てる。もう二度とアフタヌーンティーは食べねえと思った。2月 あんまり記憶がない。父方の祖父が亡くなっててんやわんやだったことは覚えてる。綱渡り状態だった。こ…

6月に読んだ本

『レディ・ジョーカー』高村薫 死ぬほど面白いなと思いながら読んだ。キャラクターを描くというよりは、個人を通して組織を描いている感じがした。俺達の戦いはこれからだ――!感があるラスト。警察組織の闇をもっと上の人の立場で読みたいので、平瀬警部補の…

5月に読んだ本

上田早夕里「夢みる葦笛」 文章が説明的すぎる気がした。設定は面白いのにもったいない。会話文の不自然さも気になった。キャラクターがセリフを言わされてる感がある。あと、作品のテーマはそこまでの展開で十分伝わってるので、わざわざ文字にしなくていい…

3、4月に読んだ本

NHKスペシャル班「グリコ・森永事件 捜査員300人の証言」 この事件を題材にした舞台を観て読みたくなった本。こんな体制はもう改善されてると思いたい。これの三億円事件版が読みたいけど無理かな。「ゴジラ生物学序説」 全員が全員大真面目にゴジラについて…

パラドックス定数の有料配信を観たよ②

※ややネタバレ 『インテレクチュアル・マスターベーション』 あらすじが難しいな。平民社に集う社会主義者七人がわちゃわちゃしてる話です(違う)。冒頭とラストのセリフに重複してる部分があるんだけど、全く印象が変わってうわぁ……となった。 一番好きな…

『阪急タイムマシン』を読んで

編み物好きの野仲さんが、幼馴染みのサトウさんと阪急電車で再会する話。絵柄から想起されるようなほのぼの系ではなく、どちらかというと抉ってくる感じ。油断してるとえらいことになる(なった)漫画だった。読むだけでしんどくなる漫画って本当にいいもの…

パラドックス定数の有料配信を観たよ①

※ネタバレがめちゃくちゃあります 『三億円事件』 実在の事件をモデルにした演劇作品。時効成立までの三ヶ月を捜査員たちの視点で描いている。どっちかというと事件の真相解明より、捜査員同士のやり取りがメイン。怒鳴ったり、懐柔したり、庇ったり。関係性…

2月に読んだ本

井上雅彦編「異形コレクションⅣ 悪魔の発明」 廣済堂出版の異形コレクション。最後の短編四つがよかった。黒井千次「珈琲記」 珈琲にまつわるエッセイ集。鼻につきそうでつかない(でもちょっとつく)絶妙な文章だった。三浦しをん「マナーはいらない」 エッ…

電車が来ない

西大路のホームには待合室がない。私は吹きさらしのベンチで、先ほど買った本を開いていた。手がかじかんでページが捲れない。最終手段としてリュックで温めていた手袋を装着する。 何とか五ページほど読み進めたところで、私は電光掲示板を見上げた。山科、…

1月に読んだ本

恩田陸 山田正紀「SF読書会」 本屋でたまたま見かけて買った。復刊してくれてありがとう!おかげで常野シリーズ読書会も読めたよ!恩田陸「薔薇のなかの蛇」 面白かったんだけど、またこういうパターンか…と感じてしまった。装丁は最高。挿絵も惚れ惚れして…

11、12月に読んだ本

11月 藤野香織の「おはなしして子ちゃん」は人から借りた本。ミイラのやつは平成怪奇小説傑作集で読んだことがあったので、この人だったのか~という感じ。めちゃくちゃ楽しみにしていた「異形コレクション 狩りの季節」は期待以上の面白さだった。電子書籍…

12/26

限界の帰り道、電車から降りると「リュック開いてますよ」と声をかけられる。振り向いた拍子に落としたイヤホンまで拾わせてすみませんね。私はもう駄目です。ローソンで檸檬堂とLチキを買って帰る。家に着くまで我慢できず、貪るようにして食べた。

2021年創作振り返り

1月 初めて書いた小説を「一箱騒動」という短編に書き直す。この頃はまだ小説の書き方が分かってなくて、ただただ勢いと情熱で突っ走ってた。2月 何人かで集まって文章を書いたりした。その時はレベルの違いに愕然としたけど、今考えたら当たり前やわ。3月 …

オニオンリング

一箱古本市の片隅で、私は昼ごはん難民に陥っていた。 「すみません、これお願いします」 「ありがとうございます、四百円です!」 なけなしの愛想を振り絞る。文庫は全て二百円と謳ったせいか、今日はやけに売れ行きがいい。昼時だというのに、数人の客が真…

11/18

髪を切りに行った。「ショートにしてください」とは言ったけど、ここまで短くなるとは思わなかった。首元がすーすーする。耳にかけた方がいいのか迷いながら、服を買うため電車に乗る。 目当ての店に飛び込むが、めぼしいものは見つけられず。無印良品で黒の…

紙本祭お疲れさまでした!

tamon storeでサークル参加してました!ピクスクイベントは二回目ですが、まだまだ慣れない……けど楽しかったです!以下振り返りです~嬉しかったこと ・数は少ないものの、何冊か売れたこと。こんなん書いてるやつがいるよって知ってもらえた気がする。 ・主…

「大津京本の市 vol.4」に出店してきたよ~

二の腕の筋肉痛が未だ治りません。痛む腕を労いつつ、本の市を振り返ります。もうシンプルなディスプレイとは言わせない!前回の反省を踏まえて、布を敷いたり横に広げてみたりしました。それでもなお余るスペース。なんか木の箱でも買おっかな。あと布もも…

10月に読んだ本

10/4 飛浩隆「象られた力」 『デュオ』という短編が最高だった。双子ピアニストがいい。詳しくは言えないけど、そんな形でしか存在できないのか……!ってなる。「リング」 ホラーの参考にしようと思って読んだ。これが噂の貞子……!とテンション上がったけど、…

『一箱騒動』紹介&試し読み

一箱古本市で起きる騒動をコミカルに描いた短編小説です。右の本です↓ Q,一箱古本市ってなあに? A,本好きの人たちが箱に本を詰めて売るお祭りだよ。とっても楽しいので、ぜひ参加してみてね。 キャラ紹介のコ~ナ~スイ〈sui books〉 山形店長のネットスト…