9/5

イキウメの『奇ッ怪』を観に行った。なんと二列目真ん中。近くない!?と思いながら席につく。どうしようどうしたらいいですか。

どうもこうもないので無人の舞台を眺める。真ん中が庭みたいになっていて、砂が上から下に落ちていく。あれどうなってんだろ。

しばらく座っていると照明がぷつんと一瞬落ちた。怪奇!となったけどたまたまでしょう。たまたまだと思いたい。

あっという間に上演時間。ホラーとか怪奇ものが好きなので終始楽しかった。「茶碗の中」が一番好きだったな。お茶に知らない男が映っているというのもいいし、それに振り回される宮地もいい。あと、摺り足で移動する人たちが何となく不気味でよかった。

それにしても近かったな。この近さには最後まで慣れなかった。めっちゃいい!となったセリフがあったんだけど思い出せないのが悔しい。台本をください。

8/24

京都芸術センターで劇団不労者の『悪態Q』を観た。ピンポンパン体操が頭から離れなくてどうしようかと思った。舞台となっていた体育館から出ると現実に戻ってきた感じがしてホッとする。

近くのビストロでラーメンを食べる。鴨らしきチャーシューに澄んだスープ。こんな上品なラーメン初めて食べた。美味しかったけど体がこってりを欲している。丁寧な店員さんに見送られながら店を出る。このあと美容院を予約しているので京都駅に向かわねばならない。

何とか間に合った。いい感じにしてください、と言って全てを任せる。カットとカラーで1時間半。いい感じになったのでお礼を言って地下のPortaへ。

Zoffで観劇用の眼鏡を買う。これで演者の顔がぼんやりとしか見えない問題が解決する。前の方に座っても見えないときは見えないんだよね。よかったよかった、と思いながら帰る。予定を詰め込みすぎた1日だった。

6/30

家主(というバンドがいる)のライブに行く前に藤井大丸の地下でやってる古本市へ。会場が広い。間に合うかなと思いながら棚を見る。

これ欲しいな~!千円超えか……を繰り返してたら知り合いの本屋さんに声をかけられてびっくりする。天神さん以来ですね、これからライブなんです、とか脈絡のないことを話す。

自然な話の切り上げ方が分からない。喋るのが嫌というわけでは全然ないんだけど、会話が最高潮に盛り上がったところで「じゃ!」と別れたい気持ちがある。これは誰に対してもそう。場がシーンとなるのが嫌。

ごにょごにょ言いながらその場を去る。三冊買って地上に出ると雨が降っていた。どっかで軽く食べようと思ってカフェを探す。

路地の奥にある喫茶店でコーヒーとガトーショコラを食べる。どっちも美味しかった。いい意味で笑顔の圧がすごい店員さんに見送られながらライブ会場へ。

整理番号がめちゃくちゃ前の方だったので、かなりいい位置で見れた。家主最高……。ベースの人が作る曲が好きなので、オープンカー聴けて嬉しかった。ネガティブな歌詞をあそこまで爽やかに歌うのすごいと思う。最後一面の海が広がるのも好き。

https://youtu.be/K4cG-GZ0blA?si=XMroh1ev5UbmV0uW

よかったな~と思いながら物販でTシャツを買って帰る。広島のライブ行っちゃおうかな。

6/23

好きな劇団のDVDをカラオケで観る会をした。最近のカラオケはプロジェクターが付いててすごい。映画みたいだな、と思いながら再生する。

友達が楽しんでくれるかどうかが心配だったんだけど、笑い声が聞こえてホッとした。私も心置きなく楽しむ。持ち寄ったお菓子も美味しかった。

観終えて感想を聞く。通じ合えたような気がするでやっていくしかないんだよね、人間同士もね……。よかったキャラクターも聞けて嬉しかった。また何か観れたらいいな。

余った時間で友達の好きなバンドのライブDVDを観る。めちゃ格好よかったし、照明の使い方が好きだった。気に入った曲があったんだけど忘れてしまった……。

カラオケを出て周辺をうろうろする。焼き菓子を買ったり、リサイクルショップを覗いたり、閉まってるカフェに突撃したり。お腹が減ったので駅の近くの喫茶店に入る。和風のカレーがものすごく美味しかった。大根がしみしみ。友達が頼んだスープカレーも美味しそうだった。

いい時間になったので帰る。すごい雨のなか、喋りながら駅に向かう。誰も歩いてない。雨音で話し声がかき消されそうになる。繁華街の方まで来ると人が増えてきた。また誘うね、と言い合ってから電車に乗る。雨は少しマシになっていた。

関西コミティア70に出るよ

2024年5月12日(日)にインテックス大阪で開催される関西コミティア70に出店します!『二人組短編集』と『劇場奇譚』を販売する予定です。犬のシールなどもあります!

サークル名は【tamon store】で、ブース番号は【I-45】です。関西コミティアは初出店で勝手があまり分かってませんが、どうぞよろしくお願いします!

『二人組短編集』400円 試し読み

炎天下で高校野球を応援するゴスロリと私、送り火を憎んでいる先輩に付き合う後輩など、色んな二人組が味わえます。

『劇場奇譚』各100円 試し読み

劇場にまつわる奇妙な話を集めました。舞台上にのっぺらぼうを見たり、役者が蚊に刺されたりします。

一緒に販売する予定の犬たちです。可愛さと不気味さが共存している絵柄が最高。文フリでも大人気でした。シールの他にもグッズがあるとかないとか……当日をお楽しみに!

3/17

約一週間ぶりの東京。真っ直ぐ劇場に向かい、フォロワーさんと落ち合う。怒濤の勢いで喋ってたので、この人たちはこれからパラドックス定数の演劇を観るんだな、ということが周りにバレバレだったと思う。でも喋るのが楽しすぎて止められなかった。

時間になったので中へ。上手の方に座ったので尋問シーンがよく見えた。若尾の視線が面白かったな。基本取り調べる相手の方を監視するように見てるんだけど、時折六鹿の方も見る。この人は全員を観察対象のように見てるんじゃないかな。最初観たときは宇宙人みたいだと思った。

「可哀想」の言い方好きだったな……。あと「立原が拗ねています」も……。二回目から笑えるセリフだよな。あとさ!!立原最後笑うとき無理して笑ってるよね!?無理してんじゃん!!と思いながら観てた。若尾は無理してなさそうなところがまた……。余裕というよりは全てを諦めてしまってるんだろうなと思う。だから立原にも期待していない。

まあこれでも思想を獲得したあとの話だよな~~。思想を守るためにそれぞれが行動する。その様子は観ていて面白いんだけど、何でそうなったのかっていうのがな~~。理由や動機はもうちょっと知りたかったかなと思う。それは作品の主題ではないことは分かってるけど。

帰りはフォロワーさんと近くのカフェでお茶をした。パラドックス定数の話しかしていない。めちゃめちゃ楽しかった。頼むから有料配信を観てくれ。

フォロワーさんが東京駅まで送ってくださったので迷わず帰れた。本当にありがとうございました!!キヨスクで買ったじゃがりこを車内でかじる。疲れたけど楽しかった。次は10月に来れたらいいな。

3/9

パラドックス定数の『諜報員』を観に東京まで行ってきた。14時の公演まで時間があったので日比谷方面を散策。日比谷公園でベンチに座ったり噴水を見たり。そのあと警視庁を仰ぎ見たり、桜田門にドブがないことを確認してから劇場に向かった。

これが東京芸術劇場か!と写真を撮る。中に入って受付、始まるまでそわそわ待つ。客席が暗くなり、舞台上が明るくなる。中央に黒い袋を被った人物が立っていて驚いた。不穏~!と思いながら内容に集中する。

『諜報員』はゾルゲ事件を題材にした演劇。太平洋戦争開戦までの流れを予習しといて心底よかったと思った。これは咀嚼するのに時間が掛かる……と思いながら物販で『東京裁判』のDVDと台本を買う。

そのあとフォロワーさんとロビーで喋ってたら劇団の人が出てきはって思わず呼び止めてしまった。人間焦ると言葉が出てこなくなるんだなと思った。サインまでもらってしまって……本当にすみませんでしたありがとうございます!!

帰りの新幹線では『東京裁判』の台本を読んだ。有料配信版と比べると結構セリフが変更されてるっぽい。判事や検事はこんなことを言ってたのか、と思っていると大阪に着いた。次は千秋楽。

1/14

文フリ京都に出店してきた。隣の人がばんばん売れていてすごかった。私も一冊買った。その勢いにあやかれたのかどうか分からないけど、『二人組短編集』もまあまあ売れた。全く知らない人が二割、以前買ってくれた人が二割、知り合いが六割という感じかなあ。

何がどれくらい売れるかは全く読めないなと思った。webカタログやSNSでの反応はあまり当てにならない。それを気にするよりは、見本誌ラベルの書き方とか設営を頑張った方がよさそう。

委託で預かった犬のシールがいっぱい売れて嬉しかったな。100均で小さい袋買っといてよかった。

疲れたのでどこにも寄らずに帰ろう……と思ったけどコーヒーが飲みたくなって駅近くのカフェに寄る。両手で飲むカフェラテとショコラがとても美味しかった。

それにしても文フリ京都はいい。大阪よりはこぢんまりとしているし、人の流れもちょうどよかった。また出たい。

昨年書いたもの

創作TALKさんの企画に参加しています。詳しくはこちら。以下、2023年に書いた小説を振り返ります。

 

見えない(改題:視線の先には)

500字ぐらいのショートショート。実は高原英理『怪談生活』に載っていた話の二次創作。こいつが見ているものを俺も見たい、という感情が書きたかった。

午後一時上演開始予定(改題:客席)

600文字ぐらいのショートショート。演劇を観るときに毎回抱く(始まらなかったらどうしよう……全然面白くなかったらどうしよう……)という気持ちをネタに書いた。出演者らしき人の影がゆらゆらしていたという部分は実話。もっと描写が上手くなりたいね。

舞台袖

1200文字ぐらいの短編。客席がこうなってたら怖いかもなと思って書いた。結果シュールな話になってしまったかもしれない。ホラーが書きたいよう。

客席と舞台袖はこちらから読めます

氷でまじない

『二人組短編集』に収録した2500文字ぐらいの短編。カクヨムに載せてたやつを完結させた。五山の送り火の夜っぽさは描写できたかなと思う。課題は登場人物の目的と設定をどこまで分かりやすく説明すればいいのか。ちょうどいい塩梅を見つけたい。

『劇場奇譚 Ⅱ』に収録したショートショート。舞台上に歯が落ちている話。招文堂さんと花村さんが主催されている文芸意見交換会のテーマが「歯」で、そこから思い付いた作品。提出は間に合わなかった。

 

以上です!『二人組短編集』と『劇場奇譚 Ⅱ』は文フリ京都で売る予定です。来てね!Webカタログはこちら

書いた作品、もうちょっと少ないと思ってたけど五つかぁ。締切が欲しいので読み合い会とかもっと参加しようかなぁ。書けるときに書く方式だと本当にそのときしか書かなくなるからな。

今は冒頭に載せたSSを元に短編を書いています。題名は「生首になった友人」です。完成させたい。あとカクヨムに載せてる「国立世界博物館雑記」もどうにかしたいですね。これは資料集めが先だ。

それでは本当に以上です。自分の小説を振り返ることがあんまりないんですが、創作TALKさんの企画で書けてよかったです。記録することで記憶が甦りますね。五つも書いてるじゃん!と前向きな気持ちになりました。ありがとうございます。今年は明るく素直に元気よく!(嘘の目標)