NHKスペシャル班「グリコ・森永事件 捜査員300人の証言」
この事件を題材にした舞台を観て読みたくなった本。こんな体制はもう改善されてると思いたい。これの三億円事件版が読みたいけど無理かな。
「ゴジラ生物学序説」
全員が全員大真面目にゴジラについて論じている変な本。何人かサンプルを採取したいって書いてて面白かった。
中井紀夫「山の上の交響楽」
表題作がとてもよかった。他の作品も発想がすごい。すこーんと抜けてる感じがする。
須原一秀「弱腰矯正読本」
栗原康「大杉栄伝 永遠のアナキズム」
社会主義者が出てくる舞台を観て、それぞれの思想の違いがよく分からん!となったので読んだ。アナキストっていっても全員考え方が一緒ってわけではないんだな。次は幸徳秋水だ!
松村圭一郎「くらしのアナキズム」
アナキズムって何だっけ、と混乱してしまった。続けて読む本ではなかったかもしれない。現代でアナキズムを実践するなら、という内容は面白かったのでまた読み返したい。
山尾悠子編「須永朝彦小説選」
美少年につぐ美少年でお腹いっぱいになった。それでも飽きさせないのがすごい。
アゴタ・クリストフ「悪童日記」
恩田陸の「三月は深き紅の淵を」に出てくる短編はこれのオマージュだったのか!ちょっと興奮した。母親の元にいたらこうならなかったのか、戦争がなかったらこうならなかったのか、それともどうあってもこうなってしまうのか。
井上雅彦監修「異形コレクション ギフト」
上田早夕里の「封じられた明日」が一番印象に残ってる。帝都!昭和!浪漫!という感じの世界観がめっちゃいい。一朗主人公でまた書いてほしい。
G.K.チェスタトン「木曜の男」
推理小説というよりSFっぽい。展開は一本道だし訳も読みにくい。でも各曜日のキャラクターが面白かったので最後までたどり着けた。ストーリーがメインではないんだろうなー。
S.ツヴァイク「チェスの話」
「見えないコレクション」「書痴メンデル」「チェスの話」が印象に残った。常軌を逸するほど何かに夢中になっているキャラがいい。