2022-01-01から1年間の記事一覧

11/16

「店長さんの腕がとにかくいい!」と友達が勧めてくれた美容院に行く。予約が取れたのがちょうど昼時だったので、早めに行ってご飯を食べることにした。 京都駅は梅田ほど人がいなくて好き。何を食べようかなと思いながら地下街をうろうろする。よさげな服が…

『怪人21面相』の前に『三億円事件』を観てください

観てください!!!https://www.xcream.net/item/11849 以上終わり解散!!でもいいんですが何が何やら分からないと思うので説明します。 『三億円事件』はパラドックス定数という劇団が2008年に上演した演劇です(公式HP)。タイトルからも分かるように、19…

パラドックス定数『怪人21面相』の布教

『怪人21面相』はパラドックス定数という劇団が2008年に上演した作品です(公式HP) 配信はこちらからどうぞ 三億円事件の時効成立からおよそ十年後に起きたグリコ森永事件を題材にした作品。『三億円事件』は犯人を追う視点からの話だったけど、『怪人21面…

9、10月に読んだ本

『営繕かるかや その参』小野不由美 ホラーと人情話(?)のバランスがいい。ドールハウスの話と岬の話、裏庭に流れ着く死者の話が印象に残った。 『テロ』フェルディナント・フォン・シーラッハ これを原作にした演劇を観たので読みたくなった本。有罪か無罪…

10/11

知り合いに戯曲を返すため梅田で待ち合わせる。その前に服でも見ようとルクアに入ったけど、人が多すぎて死にそうになった。みんなおしゃれ……。 気力がゼロになったので蔦谷書店に行く。無駄に広い!棚が見にくい!本屋はこんなにおしゃれじゃなくていい!こ…

10/2

阿倍野長屋で一箱古本市に参加してきた。金土とバイトでもう無理かなと思ったけど何とか行けてよかった。しかし当日の朝に値付けを終えたのは初めてだったな。 近くのパン屋で昼ごはんを調達して会場に向かう。長屋には既に他の出店者の姿があった。軽く挨拶…

上半期に観た演劇(配信含む)

『しめんげき』カムカムミニキーナ(配信)役者は四人。身体表現が主役の演劇だなと思った。一本目は「しんとくまる」。いつどろどろのぐちゃぐちゃになるんだろうと思ってたら、あっさり終わって拍子抜け。身毒丸と勘違いしてた。めっちゃ道徳的な話だ。地…

9/25

文フリに出店するためOMCビルみたいなところに行く。ビルの名前を地図アプリに打ち込んでも出てこなくて焦った。OMMビルか……。 何とかたどり着いて設営の準備をする。机の半分って厳密にはどの辺なんだろ……と思いながら布を敷く。 本(今回は一冊)とポスタ…

9/11

そこ文さんに行く。暑すぎて誰も歩いてない。それともいつもこんな感じなのかも。店内に自分の本が置いてあることを確認。一冊も売れてなかったけどまあそういうもんでしょう。 そのあと少し歩いたところにあるカフェでコーヒーとアイスを食べる。生き返った…

8月に読んだ本

『パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い』黒岩比佐子 この人は行動が思想を表してる気がする。紹介されてるエピソードが一々よくて、好感度が爆上がりしてしまった。でも本当にそうだったかは分からないからね。 それにしてもこの時代の社会主義…

年内のイベント予定(仮)

9/11(日) 『そこの路地入ったとこ文庫』cafe yokoso 「ただの短編小説」で委託参加します。折本で参加したことはあるんですが通常回は初めて。色んな同人誌が集まる雰囲気のいいイベントなのでぜひ行ってみてください!余力があれば当日現地に行きたいなと思…

『東京裁判』の感想

『東京裁判』はパラドックス定数という劇団で何度か上演されてる演劇です(https://pdx-c.com/past_play/imtfe-2009/) 配信はこちら(https://www.xcream.net/item/17558)東京裁判を題材にした作品。パラドックス定数の演劇を観るたびに思うけど、題材にし…

『五人の執事』の感想(あと劇団の人たちについて)

『五人の執事』はパラドックス定数という劇団が2009年に上演した作品です(https://pdx-c.com/past_play/five-butler-2009/) 配信はこちらから(https://www.xcream.net/item/17557)忘れたいことは忘れたままにしておいた方が幸福なのか、それとも現実に目…

7月に読んだ本

『ちいさな桃源郷』池内紀 編 西丸震哉の「カッパ山」と三宅修の「蒼い岩棚」が印象に残った。『古川健 Ⅰ』古川健 劇団チョコレートケーキの戯曲集。大正天皇の人生を描いた「治天ノ君」は、親子・夫婦・天皇制の話が絡みに絡んでめちゃくちゃ面白かった。前…

『インテレクチュアル・マスターベーション』の感想

『インテレクチュアル・マスターベーション』はパラドックス定数という劇団が2009年に上演した演劇作品(https://pdx-c.com/past_play/intellectual-2009/) 配信はこちら(https://www.xcream.net/item/16434)日露戦争後、どんどんきな臭くなっていく時代…

上半期振り返り

1月 えー、文フリに客として行ったな。買いすぎた。創作は何もしてない。あとは懇親会に出てる。もう二度とアフタヌーンティーは食べねえと思った。2月 あんまり記憶がない。父方の祖父が亡くなっててんやわんやだったことは覚えてる。綱渡り状態だった。こ…

6月に読んだ本

『レディ・ジョーカー』高村薫 死ぬほど面白いなと思いながら読んだ。キャラクターを描くというよりは、個人を通して組織を描いている感じがした。俺達の戦いはこれからだ――!感があるラスト。警察組織の闇をもっと上の人の立場で読みたいので、平瀬警部補の…

5月に読んだ本

上田早夕里「夢みる葦笛」 文章が説明的すぎる気がした。設定は面白いのにもったいない。会話文の不自然さも気になった。キャラクターがセリフを言わされてる感がある。あと、作品のテーマはそこまでの展開で十分伝わってるので、わざわざ文字にしなくていい…

3、4月に読んだ本

NHKスペシャル班「グリコ・森永事件 捜査員300人の証言」 この事件を題材にした舞台を観て読みたくなった本。こんな体制はもう改善されてると思いたい。これの三億円事件版が読みたいけど無理かな。「ゴジラ生物学序説」 全員が全員大真面目にゴジラについて…

パラドックス定数の有料配信を観たよ②

※ややネタバレ 『インテレクチュアル・マスターベーション』 あらすじが難しいな。平民社に集う社会主義者七人がわちゃわちゃしてる話です(違う)。冒頭とラストのセリフに重複してる部分があるんだけど、全く印象が変わってうわぁ……となった。 一番好きな…

『阪急タイムマシン』を読んで

編み物好きの野仲さんが、幼馴染みのサトウさんと阪急電車で再会する話。絵柄から想起されるようなほのぼの系ではなく、どちらかというと抉ってくる感じ。油断してるとえらいことになる(なった)漫画だった。読むだけでしんどくなる漫画って本当にいいもの…

パラドックス定数の有料配信を観たよ①

※ネタバレがめちゃくちゃあります 『三億円事件』 実在の事件をモデルにした演劇作品。時効成立までの三ヶ月を捜査員たちの視点で描いている。どっちかというと事件の真相解明より、捜査員同士のやり取りがメイン。怒鳴ったり、懐柔したり、庇ったり。関係性…

2月に読んだ本

井上雅彦編「異形コレクションⅣ 悪魔の発明」 廣済堂出版の異形コレクション。最後の短編四つがよかった。黒井千次「珈琲記」 珈琲にまつわるエッセイ集。鼻につきそうでつかない(でもちょっとつく)絶妙な文章だった。三浦しをん「マナーはいらない」 エッ…

電車が来ない

西大路のホームには待合室がない。私は吹きさらしのベンチで、先ほど買った本を開いていた。手がかじかんでページが捲れない。最終手段としてリュックで温めていた手袋を装着する。 何とか五ページほど読み進めたところで、私は電光掲示板を見上げた。山科、…

1月に読んだ本

恩田陸 山田正紀「SF読書会」 本屋でたまたま見かけて買った。復刊してくれてありがとう!おかげで常野シリーズ読書会も読めたよ!恩田陸「薔薇のなかの蛇」 面白かったんだけど、またこういうパターンか…と感じてしまった。装丁は最高。挿絵も惚れ惚れして…

11、12月に読んだ本

11月 藤野香織の「おはなしして子ちゃん」は人から借りた本。ミイラのやつは平成怪奇小説傑作集で読んだことがあったので、この人だったのか~という感じ。めちゃくちゃ楽しみにしていた「異形コレクション 狩りの季節」は期待以上の面白さだった。電子書籍…