8/14

丸善で開催されている古本市に友達と行った。地下一階に置いてあった看板で、会場がもう一階下だと知る。エスカレーターで下がっていくと、ハヤシライスで有名なカフェが見えてきた。人の姿はあまりない。
ここで友達Aとは別行動。会場の棚を隅から隅まで眺めていると、前から気になってた本が続々見つかる。別れてからすでに十分以上が経過している。これ以上待たせるのは悪いとは思いつつ、あと五分だけ、と端の方まで見ていく。
振り向くと、友達Bが本を立ち読みしていた。おったんかい!となりながら声をかける。面白そうな本を読んでいるので、買わないんですかと話しかける。気にしないでくださいとのことなので、もう一周してからレジへ。一瞬足りるかな、と思ったけど予備の一万円があることを思い出して一安心。心配してたほどは高くならなかった。
友達Aを探しに店内を回るが、どこにも見当たらない。友達Bにも声をかけ、一階まで行ってみるが姿は見えない。どうしましょうかと言い合いながら外に出ると、発見した。もしかしたらさっきも見落としていたのかもしれない。腕時計を見るとちょうど十七時。大分待たせてしまった。雨がひどくならないうちに帰る。

8/8

一ヶ月前に買ったチャイナ服をタンスから取り出した。もうパジャマに着替えてしまっているが、着こなしを考えてしまわねばならない。とりあえずパジャマの上から羽織ってみるも、いまいちピンとこない。
やっぱり前を閉めるしかないのか。そう思ってワイドパンツを履いてみるが、いかにもチャイナ!という感じになってしまう。緑のスカートは色が合ってるけど、丈が合っていない。スカートにインしてみても、腰回りがふくらんで変だ。人前に出られる格好じゃない。
もうあとはジーパンしか選択肢がない。タンスをごそごそすると、裾が切りっぱなしのデニムが出てきた。履くのは一年ぶりくらいだ。果たして入るだろうかとドキドキしたが、なんなく上まで到達した。よかった。鏡を見るとまさにぴったり。これぞ求めていたカジュアルさだ。チャイナ服も自然に溶け込んでいてすごくいい。リュックにも合う。
不安が一つ解消されたので、もう寝ることにする。しかし、スカートやチャイナ服がベッドの上に散乱している。ものすごく面倒くさかったが、シワになるのも嫌なので、一つ一つ畳んでいった。誰かチャイナ服の正しい畳み方を教えてほしい。

8/7

南向きに座っている人もいれば、東向きに座っている人もいる。十五分から三十分、ただ黙って座っているだけの妙な時間。時折ピピピッピピピッという音が響くが、すぐさまスタッフによって止められる。出口に向かう人を何とはなしに目で追っていると、同じような動きをしている人が私の他にもいることに気付いた。自分の行動が急に恥ずかしく思えて、傍らのストップウォッチに目を落とす。あと九分。スタッフが「今日は時間がゆっくり過ぎていく」と話しているのが聞こえる。定位置が私の斜め前なので、正面を向きづらい。目の前を横切る度にあくびをしてやり過ごすが、連発しすぎて涙がにじんできてしまった。窓と床の境目をぼんやり眺めているうちに、ストップウォッチがあと一分になる。「もうちょっとですね」と声をかけられ、周りの人たちがそわそわしだす。鳴るぞ、鳴るぞと身構えていると、数秒で音が止められた。

8/6

若干予想していた通り、ピザの量が多い。一個取り分けようとすると、チーズとトマトが剥がれていった。これではただの薄いパン生地だ。食べやすいけど物足りない。二、三個目も上手く取れず、でろでろになったパン生地を口に運ぶ。
そうこうしているうちに、中心にチーズの固まりができてしまった。このままでは駄目だ。マルゲリータを頼んだ意味がない。ちょっと行儀は悪いが、私はチーズを箸で載せることにした。チーズの味が口いっぱいに広がる。少しウッとなりながら、五個目のピザを口に運ぶ。そろそろ胃が限界。
となりから聞こえてくる「ごちそうさま」に焦りを覚える。ピザを二年ぶりに食べるという友達に一個押し付け、残りを気合いで片付ける。めちゃくちゃ美味しいピザではなかった。

七月に読んだ本

7/8
木下龍也「天才による凡人のための短歌教室」

京極夏彦狂骨の夢

7/9
売野機子売野機子のハート・ビート」
漫画はきりがないので書かないようにしてるけど、これは最高だったので載せる。特に気に入ったのは二つの短編。
『夫のイヤホン』確かに音楽聴いたら記憶がぶわっと蘇ることはあるなぁと思った。いい記憶も悪い記憶も。だから気分が最悪なときに、好きなバンドの音楽は聴きたくない。でもそれにすがるしかないときもあって、ままならぬ!
『青間飛行』一番好きな短編。先輩かっこいいな!大人にならないことを選択したラストもいい。青空がベタ塗りで表現されてるところがいいね!

7/10
松浦理英子「最愛の子供」
めちゃめちゃに面白かった。

井上雅彦 監修「異形アンソロジー 秘密」

7/14
奥田英朗「ヴァラエティ」
クロアチアvs日本が読みたくて買った。やっぱ面白いなー

千野帽子「いきなり俳句入門」
この人めちゃくちゃ性格悪いな~(褒めてる)。句会はのぞいてみたくなったけど、俳句は作れなさそう。歳時記だけでも買おうかな。一番印象に残ったのは、自分の中に言葉なんかないということ。小説も?

7/19
奥田英朗「どちらとも言えません」
スポーツの話が多いエッセイ。この人性格悪いな~(褒めてる)。悪口を面白く言える人とは友達になれる気がする。

7/20
奈須きのこ空の境界」上中下

はやみねかおる「そして五人がいなくなる」
大人になって読んでも面白かったのでほっとした。

7/28
京極夏彦鉄鼠の檻
もういいから早く解決してくれよ!と思いながら読んでた。

7/29
朝宮運河 編「宿で死ぬ 旅泊ホラー傑作選」
山白朝子の「湯煙事変」が最高だった。割ととんでもないことが起こってるのに、登場人物がのんきなのがいい。いや、のんきっていうかズレがある?ラストもよかった。

7/30
ジェイン・オースティン「ノーサンガーアビー」
普通の女の子設定って普通の女の子じゃないよね、ってこの時代でもそうなんだなーと思った。キャサリン普通じゃねーよ。その後を読みたい。ギスギス結婚生活、オースティンなら書けるよ!

七月二十一日(水)

朝時間あったらペディキュアしようと思ってたけど、大方の予想通り無理だった。まぁええわい。京都は日射しが強すぎる。カッと照っていて、午前中やのにあづい。
お昼はビビンバ食べたいな~と考えてたけど、急激に面倒くさくなっていつもの前田珈琲へ。カレー頼んだら小さい鶏肉一つしか入ってなかった。かなしみ。
着る服がないので二着買って帰る。30%OFFのTシャツと50%OFFのブラウス!合わせて80%OFF!!(?)本代はケチらぬが、服代はとことんケチるのが私のやり方である。

七月十三日(火)

昼から本を返したり、払い込みに行ったり、作品を読み直したりした。何とか用事を全部済ますことができてほっとした。帰りに寄ったスタバが庶民的な雰囲気でよかった。
作品も書けたし準備万端!と思ったら、今日提出せんでいいんかい!まぁ次までにもうちょっと手を入れよう。というかもっとはよ言うてくれよ。
晩ごはんは今となってはよく思い出せない。焼き鳥は、一昨日も食べたな~と思いながら食べた記憶がある。その他出た食べ物が一切思い出せない。白米と……味噌汁と……えっと……。あんまり食べなかったかどうかも覚えてないな。
おやつないな~と思いながら寝る。「内田百閒全集月報集成 百鬼園先生」をちょびちょび読んでるんですが、宮城道雄夫人が、「お二人は羨ましいくらい気が合っておられた」みたいなことを書いていて、思わずひゅー!となってしまった。夫人が羨ましくなるくらいの気の合いようって一体。

七月十一日(日)

朝の一時間って幻みたいと思いながら家を出る。ぎりっぎりだった。大変な一日になるだろうなと思ってたけど、案外そうでもなくて本当によかった。体力がついて楽に感じたのか、今日は楽な方だったのか。どっちにしてもよく頑張ったのでかき氷を食べて帰る。おいしすぎる~

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七月九日(金)

昼からチャイナ服を買いに行った。高校のときよく使ってた駅を降りて、反対側に歩いていくと商店街があって驚いた。こんなところにこんなこぢんまりとした露店(?)が…。雰囲気がらっと変わるんやなぁ。知らんかった。
目の前を歩く親子についていくとお店に到着。中に入るとお洒落な人ばかりいてびびる。ジンジャーエール飲んで落ちつく。
十分ぐらい待って二階へ。チャイナ服だ~~~。黄色と青で迷って試着室を出たり入ったりしてると、「黄色が似合うと思う」という鶴の一声が。果たして似合った。ありがとうございます!一階に戻り、ジンジャーエールの残りを飲み干してから店を出る。また行きたい!
駅前の本屋が潰れていることを確認してからヒトカラへ。三十分は短すぎる。腹が減ったので、モスにてモスチキンとオニポテト(オニオンリングとポテトのハーフハーフ)を食べる。オニオンリング三個ぐらいしか入ってない。

七月四日(日)

絶対迷う自信があったので早めに出たら、誰もいなかった。ちょっと早く着きすぎたな。適当にふらふらしてから集合場所に戻ると、全員揃っていた。バスで別の場所へ。
絶妙にレトロな空間で、ゲームしたりゲームしたりゲームしたりする。楽しい。やっぱりずっとリモートで話してたから、全然違和感がない。すっと馴染める。
疲れてるんだか疲れてないんだか分からん状態で店を出る。駅まで向かう途中、こうやって誰かとだらだら歩いてみたかったんだよなぁと思っていたことに気付いた。ワタシタチ、トモダチ!
めちゃくちゃ美味しい中華を食べて解散。鴨川沿いに下っていく。早く何の気兼ねもなく会えるようになれたらいいですね。