今月読んだ本

1/2
竹本健治匣の中の失楽
ややこしいけど面白かった。

1/8
井上雅彦監修「異形コレクション 蠱惑の本」
面白かったけど前のダーク・ロマンスの方が好きかな。似たような話が多かったような気がする。

1/10
篠田節子「聖域」
弥勒」よりは落ちるけど、とても面白かった。解説の「読みやすいけど読みにくい」ってその通りだなと思った。ちゃんとテーマを理解できてるかは怪しい。

1/12
NR出版会編「書店員の仕事」
参考になる…というかこのぐらいの気概で働かなくちゃいけないんだなと思った。とりあえず明るい顔をしなきゃだめだな。

1/14
アンナ・カヴァンアサイラム・ピース」
とにかく暗くてズドンとくる。この気持ちに覚えがあるからこそ嫌だけどそこがいい。

1/15
キム・エラン「外は夏」
誰かを失う感情は普遍的なものなんだなと思った。題名がとにかく好き。「外はもうすっかり夏だなー」と思ってるときは中の時間が滞ってる気がする。

1/16
全卓樹「銀河の片隅で科学夜話」
根っからの文系が理解できるか不安だったけど何とかできた。参考文献に載ってた本読んでみたい。

1/24
アサノタカオ「読むことの風」
付録の対談で、「あまりにもつらい現実に向き合うためのことばが自分のなかにも、自分の周囲にもみつからなかったんです。あれほどことばを溜め込んだはずなのに」と言ってたのが一番共感した。また読み返す。

1/26
八巻美恵 編「ジット・プミサク+中屋幸吉 詩選」
詩はやっぱり難しい。何となくで読んでしまってるけどそれでいいんかな。

1/29
内田百閒「続・百鬼園座談」
最初の小宮豊隆安倍能成しか喋ってない座談会が好き。宮城道雄との対談も、仲の良さが窺えて最高だった。自分の話したいことをダーッと喋るのがいい。身近にはいてほしくない。